DC(デザイナーズ&キャラクターズ)ブランドが社会的なブームとなった。コム・デ・ギャルソンの川久保玲、三宅一生、山本耀司などが人気を博した。
DCブランドは1980年代のポストモダンを背景に、差異化、少数派が求められる風潮の中で生まれた、デザイナーズブランドを総称したものです。
流れは1970年代か始まり、80年代に本格化。
原宿のマンションなどからブランドを立ち上げるマンションメーカーの登場や、パルコは新鋭ブランド(デザイナー)にもテナントを提供していた。
新鋭デザイナーは、大手量産型のアパレル企業が手を出さない個性的なデザインを発信。
全てのブランドに当てはまる訳ではないが、ロンドンのモッズ、パンクなどのストリートカルチャーの影響を受けたブランドもあった。
ただし、DCブランドは、ロンドンのモッズやパンクファッションとは本質的には全く異なるものです。
カウンターカルチャー、反抗から生まれたものではないからです。
フォークロア風のピンクハウス、ヨーロピアンテイストのニコル、サブカルチャーの影響を強く受けたタケオキクチ、コムサ・デ・モードなどが人気のブランドだった。
そしてコム デ ギャルソンとヨウジヤマモトは世界にでて衝撃を与えることになる。
| DCブランドとは
「DCブランド」とは、“デザイナーズ・キャラクターブランド”の頭文字を取って名づけられたファッションカテゴリーのひとつ。
デザイナーズブランドとはその名の通り、服をデザインするデザイナーの個性や感性をそのまま服のデザインに生かしたブランドのことを指し、一般的にはブランド名にデザイナーの名を冠したものが多い点が特徴となります。
反対にキャラクターブランドとは、服を生産する会社が特定のイメージ(キャラクター)を打ち出した服のことを指します。
どちらの洋服も専任デザイナーの有無(キャラクターブランドはデザインチーム等がデザインを行い、特定のデザイナーは存在しません)はありますが、自らデザインした各種アイテムを統一したテイストで自社生産している部分は、セレクトショップと大きく異なる点と言えるでしょう。